第5回 NSCA国際カンファレンス 幕張国際会議場 2017年1月27日(金)~29日(日)

招待講演者

招待講演者(海外) 

G. Gregory Haff
NSCA理事長,PhD,CSCS, *D,FNSCA
エディスコーワン大学大学院(豪)S&C専攻コーディネーター
エクササイズ&ヘルスサイエンス学部准教授

Haff理事長はエディスコーワン大学(オーストラリア)大学院ストレングス&コンディショニング(S&C)科のコーディネーター、エクササイズ&ヘルスサイエンス学部の准教授を務めています。またオーストラリアS&C協会レベルⅡS&Cコーチ、自身もウエイトリフターだった経歴からオーストラリアウエイトリフティング協会レベルⅢコーチでもあります。

研究者としては2011年に、NSCA William J. Kraemer スポーツサイエンティスト・オブ・ザ・イヤーを受賞し、The Journal of Strength & Conditioning(JSCR)編集長を務めた経験があり、NSCAのfounding Fellowでもあります。

現在は、JSCRの上級副編集長、英国S&C協会認定会員、米国ウエイトリフティングナショナルレベルコーチであり、米国オリンピックセンターパフォーマンスエンハンスメントチームにおいて自転車トラック競技とウエイトリフティング競技の外部研究員も務めるなどS&C研究の第一人者として活躍しています。

Patrick McHenry
MA, CSCS,*D, RSCC, USAW
NSCA理事
キャッスルビュー高校(米)ヘッドストレングス&コンディショニングコーチ

2007年よりキャッスルビュー高校のS&Cディレクターとして従事し、ウエイトリフティングやスピード&アジリティを得意とするPatrick McHenry氏は同校の23あるスポーツチームに対しS&C指導をしているだけでなく、高校の授業においても、ストレングストレーニングを指導しています。またRSCCかつ米国ウエイトリフティング協会認定クラブコーチであります。

現場指導においては、測定機器や映像ソフトを用いることで、フィードバックを通じて、即座に選手自身が自らのエクササイズ映像をチェックすることを可能にし、特にウエイトリフティング系動作の適切なエクササイズテクニックの獲得やパフォーマンスの向上を実現することを得意としています。2003年に地域アメリカンフットボール・ストレングスコーチ・オブ・ザ・イヤー、2005年にNSCAハイスクールS&Cコーチ・オブ・ザ・イヤー、2006年にはエディトリアル・エクセレント・アワードを受賞しました。米国内では、高校におけるS&Cコーチの第一人者として認知されています。

Brad Schoenfeld
PhD, CSCS, NSCA-CPT
NSCA理事
ニューヨーク市立大学リーマン校(米)エクササイズサイエンス学部助教授

Brad理事は米国におけるフィットネス業界のリーダーの一人としてみなされています。数多くのトップアスリートやボディビルダーを指導した経験をもち、特に筋肥大のエキスパートとして活躍しています。フィットネス業界で最も人気の高い執筆者であり、ニューヨークタイムズ、ワシントンポストをはじめとして1000を超える雑誌や新聞の記事を執筆し、全米のテレビやラジオ番組に数多く特集されてきました。また発行した10の著書は全てで40万部以上、発行されています。また自身もボディビルダーであり、USA Mixed Pairs crownsを含む多くの大会で優勝した経験があります。

教育研究活動としては、ニューヨーク市立大学リーマン校エクササイズサイエンス学部で助教授を務め、70以上の査読審査を通った論文に名を連ねています。エクササイズサイエンスの修士号をテキサス大学で取得し、ロッキーマウンテン大学ヘルスサイエンス科において博士号を取得しました。特に筋サイズを最大化するための最適なレジスタンストレーニング法について研究しています。

2011年にはNSCAパーソナルトレーナー・オブ・ザ・イヤーを受賞しました。

Ian Jeffreys
PhD, FNSCA, ASCC, CSCS, *D, NSCA-CPT, *D
サウスウェールズ大学(英)ライフサイエンス&教育学部上級講師
オールプロパフォーマンス代表

Ian氏は英国におけるS&Cコーチの第一人者として活躍しており、特にスピード&アジリティに関しては世界的なエキスパートとして尊敬を集めています。英国オリンピック協会の登録S&Cコーチであり、英国ストレングス&コンディショニング協会(UKSCA)の名誉会員として表彰されています。

教育研究分野では、Strength & conditioning JournalとJournal of Australian Strength & Conditioningの審査委員、またProfessional Strength & Conditioning, UKSCA’s Professional Journalの編集者を務めるなど、精力的に活動しています。

またストレングスストレーニング&コンディショニング第3版をはじめ、複数のハイクオリティーなS&Cに関する書籍の執筆者でもあります。

現在は、NSCAをはじめ、英国、オーストラリア等で数多くの講演を行なっています。自身がラグビー選手だったこともあり、ラグビー競技のS&C、アジリティを得意としており、2006年には、米国人以外では唯一となるNSCAハイスクールS&Cコーチ・オブ・ザ・イヤーを受賞しました。

Inigo Mujika
PhD, バスク大学生理学部 准教授(スペイン)

エンデュランストレーニングやピーキング研究における世界的な第一人者であるInigo氏は、サンテティエンヌ ジャン・モネ大学(筋運動、生物学)ならびにバスク大学(身体運動、スポーツ科学)にてそれぞれ博士号を取得した研究者であるとともに、水泳、トライアスロンコーチとして多くのアスリートを指導しています。

主な研究内容はリカバリー、テーパリング、ディトレーニングやオーバートレーニングであり、自転車競技、水泳、陸上長距離、漕艇、テニス、フットボールや水球など幅広い競技を研究対象としています。

業績としては、80近い査読を経た論文を発表しており、数多くの書籍の執筆を担当しています。特に日本国内でも広く知られている『リカバリーの科学』、『エンデュランストレーニング』の著者でもあります。

過去にはオーストラリア国立スポーツ研究所にて生理学者を務め、2006-2008年には自転車競技の世界的な強豪チームとして知られたEuskaltel Euskadiで生理学者兼トレーナーとして活躍しました。また、スペインサッカー1部リーグ、アスレティック・ビルバオの研究開発長として活動していたことでも知られています。

Juan Carlos Santana
MEd, CSCS, 元NSCA 副理事長
インスティテュート・オブ・ヒューマン・パフォーマンス(IHP) (米)

IHPの設立者である”JC”Santana氏は、30年以上、フィットネス業界で活躍しています。バイオメカニクスを強みとし、あらゆるアスリートを、ジュニア世代、成人、リハビリ期等にかかわらず、それぞれのニーズを考慮したプログラムを用いて指導しています。

フロリダ州にあるIHPにおいて、世界レベルのテニス選手、NFL選手、MLB選手やUFCで活躍するチアゴ・アウベス選手ら総合格闘家等を指導した経験があります。

身近にあるものを使用してエクササイズ方法を編み出すことで知られ、限られた環境で指導することの多いNSCAジャパン会員にも非常に参考になると思われます。

過去の米国カンファレンスでは、「Combat Spartan Training」と題し、総合格闘家へのアプローチを一般のフィットネス指導に応用する方法についての講義や、「Body Weight Training」と題し、忘れ去られている“古き良き”自体重エクササイズを、グループセッションやチームスポーツ現場へ応用する方法について実技形式で講演するなど、米国内のフィットネス業界で最も尊敬を集める人物の一人として活躍しています。

Jose Antonio
PhD, CSCS, FNSCA, FISSN
国際スポーツ栄養学会(ISSN)会長、元NSCA理事
ノバサウスイースタン大学(米)エクササイズ&スポーツサイエンス学部准教授

Jose氏は、国際スポーツ栄養学会(ISSN)の会長ならびに共同創設者であり、2005年にはNSCAニュートリション・リサーチ・アワード、2009年にはNSCAエデュケーター・オブ・ザ・イヤーをそれぞれ受賞した、スポーツサプリメントにおける世界的なエキスパートとして広く認知されています。さらに、Jose氏は14冊の書籍と50以上の査読を経た論文を執筆しています。またTVを含む様々な媒体のメディアにも数多く出演しており、フィットネス分野において1000回以上にわたって記事の執筆、世界中で講演活動を行なうなどスポーツ栄養やS&Cの普及にも努めています。

教育研究活動としては、現在ISSNの機関誌であるJournal of ISSNの編集長を務めており、また博士号をテキサス大学南西医療センターで取得し、現在はノバサウスイースタン大学にて助教授として活動しています。

Douglas Kalman
PhD, RD, FACN, FISSN
ブラックジリアンズ(米)スポーツ栄養士&生理学者
フロリダ国際大学(米)スポーツ栄養ディレクター

ISSNの共同創設者である Kalman氏は 100を超える臨床試験や薬学、医療、栄養分野のプロジェクトに従事するなど、この分野において豊富な経験があります。また50のアブストラクト、25を超える査読付きの論文に名を連ねており、ISSNの機関誌であるJournal of ISSNの共同編集者でもあります。修士号をニューヨーク市立大学ハンター校にて取得、博士課程をトウロ大学エクササイズ&栄養生化学専攻で取得しました。

多くの団体や学会(ISSN, NSCA, APS, ACSM等)で執筆や講演を多く行なっているKalman氏は、これまで夏冬問わず多くのオリンピックアスリートやプロアスリート(MLB, NFL, NBA)を指導してきました。 特に陸上長距離界を席巻している『ナイキ・オレゴンプロジェクト』や世界トップクラスの総合格闘技チーム『ブラックジリアンズ』を指導していることで知られています。

教育研究活動としては、フロリダ国際大学公衆衛生学部の非常勤講師、フロリダアトランティック大学エクササイズサイエンス学部で非常勤講師を務めています。

Darryn Willoughby
PhD, CSCS, FACSM, FISSN
国際スポーツ栄養学会(ISSN)顧問
ベイラー大学(米)教育学部 准教授

Darryn氏はタールトン州立大学エクササイズサイエンス学部にて修士号を取得し、博士課程を テキサスA&M大学神経筋生理学専攻で取得しました。ISSNの元理事長であり、自身の研究分野である筋の肥大や萎縮に関係する分子構造、またスポーツパフォーマンスの向上、筋の肥大や萎縮予防のための効果的な栄養摂取法において、第一人者として認知されています。また執筆した論文はJSCR、Medicine and Science in Sports and Exerciseをはじめとした国際的な学会誌に数多く掲載されています。
栄養指導だけでなく、大学のS&Cコーチなども歴任しており、トレーニングにおける筋の適応やスポーツパフォーマンスを題材にした内容について、数多くのフォーラムやカンファレンスで講演を行なっています。また現在でもマスターズのボディビルダーとして活躍しています。

UP DATE!

Gina Lombardi
NSCA-CPT, NSCA Personal Trainer of the Year 受賞者(2003)

ペンシルベニア大学を優秀な成績で卒業し(歯科衛生/ヘルスサイエンス専攻)、NSCA(米国ストレングス&コンディショニング協会)およびロサンゼルスの南カリフォルニア大学からパーソナルトレーニングの認定を取得している。また、同様にリハビリ後のコンディショニングおよび体重管理の認定も取得している。

NSCAにおいては、全国認定の公認パーソナルトレーナープログラムを作成する特別開発チームメンバー、およびNSCA試験開発委員会の委員を務めるとともに、パーソナルトレーナー委員会の委員長を5年間務めた。また、パーソナルトレーナープログラムに対する熱心な貢献と取組みにより2003年にNSCAから年間最優秀パーソナルトレーナー賞を受けたほか、『ストレングス&コンディショニング誌』ではパーソナルトレーナーの「1対1」コーナーでコラム編集者として活躍した。

現在ではハリウッド俳優を中心に、様々なクライアントのパーソナルトレーナーを務めている。

招待講演者(国内) 

森谷 敏夫(Toshio Moritani)
PhD, NSCAジャパン理事長
京都大学名誉教授, 京都産業大学・中京大学客員教授

南カリフォルニア大学大学院博士課程修了(スポーツ医学)。テキサス大学、テキサス農工大学大学院助教授、京都大学教養部助教授、カロリンスカ医学研究所国際研究員(スウェーデン政府給費留学)、米国モンタナ大学生命科学部客員教授等を経て1992年、京都大学大学院人間・環境学研究科助教授、2000年から同科教授。運動による生活習慣病予防研究の第一人者として活躍している。

岡田 純一(Junichi Okada)
PhD, CSCS, NSCAジャパン副理事長
早稲田大学スポーツ科学学術院教授

大学院修了後,日本体育協会スポーツ科学研究所研究員を経て、1995年より早稲田大学人間科学部講師、1999年同助教授、2003年からスポーツ科学部に属し2014年より現職。学生時代はウエイトリフティング競技者として活躍し、高校総体、全日本ジュニア選手権、全日本学生個人選手権で優勝。現在は早稲田大学にて、NSCAジャパン認定校教員としてS&C指導者の育成、スキー部や自転車部の選手を中心にストレングス指導を行なっている。また同大学ウエイトリフティング部監督、日本ウエイトリフティング協会常務理事として、ウエイトリフティング競技の強化・普及に尽力している。

小松 清隆(Kiyotaka Komatsu)
CSCS,*D, NSCAジャパン理事
アメリカンクラブ

国内の大学を卒業後、コロラド州立メトロポリタン大学ヒューマンパフォーマンス&スポーツ学部を卒業する。デンバー大学、米国空軍士官学校で様々なアスリートのS&Cの指導経験を積み、さらに米国滞在中は、NHL、格闘家や体操選手を中心としたアスリートから一般人向けの幅広いパーソナルトレーニング指導をした。帰国後はクライアントの多くが英語話者であるアメリカンクラブを中心にパーソナルトレーナーとして活動し、特に運動機能改善のための指導に力をいれている。またNSCAジャパン顧問の寬仁親王妃信子殿下のパーソナルトレーナーも長年にわたり務めている。米国ウエイトリフティング協会公認スポーツパフォーマンスコーチ、ファンクショナルムーブメントスクリー二ングスペシャリスト、ケトルベルベーシックインストラクター。

福永 哲夫(Tetsuo Fukunaga)
PhD, NSCAジャパン編集委員会委員長, 元NSCAジャパン理事長
鹿屋体育大学特任教授

東京大学大学院教育学研究科修了(博士)。東京大学教授、早稲田大学スポーツ科学部教授を歴任し、2009年4月より鹿屋体育大学学長に就任。日本バイオメカニクス学会会長、NSCAジャパン理事長を務めるなど、日本のスポーツパフォーマンス研究における第一人者として活躍し続けている。

青木 達(Tohru Aoki)
NSCAジャパン認定検定員委員会副委員長,CSCS,*D
龍谷大学スポーツ文化活動強化センターストレングス&コンディショニングコーチ

立命館大学時代は陸上競技(400mハードル)で選手として活躍した。卒業後、本格的にS&Cコーチの道をめざし、立命館大学アメリカンフットボール部、森永製菓(株)ウイダートレーニングラボOSAKA、岐阜トリッキーパンダース(バドミントン)のS&Cコーチを歴任し、現在は龍谷大学S&Cコーチとして従事。あらゆる競技を担当し、現在はアメリカンフットボール、ラグビー、柔道を中心に指導している。陸上競技選手だった経験を生かし、NSCAジャパン主催セミナーでは、主にスピード&アジリティ分野の主要講師として活躍している。またTell me, I forget. Show me, I remember. Involve me, I understand.をモットーにS&Cコーチとしてコーチング、キューイング、モチベーションを重要視し、学生の成長を目指した指導をしている。

合原 勝之(Katsuyuki Gohara)
CSCS,NSCA-CPT,認定検定員, NSCAジャパン九州地域ディレクター
NASM-PES,鍼灸師
IMPROVE inc代表取締役

大学卒業後、スポーツ系の専門学校に進学する。その後、東海大学サポートスタッフ(硬式野球部担当)、福岡医健専門学校講師、日本文理大学助教を務めた。特に日本文理大学ではNSCA認定校の担当教員としてトレーナー教育、育成に従事する傍ら、同大学のラグビー部、チアリーディング部等のS&Cコーチを務めた。その後、専門学校に入学し、鍼灸師を取得。卒業と同時に、「健康」「スポーツ」「教育」「医療」の4つの柱をつなげることを目的としIMPROVE株式会社を設立。設立後は「studio IMPROVE」を開設し、様々な世代を対象に、パーソナルトレーニングを中心としたサービスを提供するほか、外部では企業のフィットネス指導や大学アスリートのサポートなども行なっている。さらには教育活動も積極的に行なっており、企業研修の他、2013年より開催されているセミナーベント『NEXT STAGE』を企画立案、主催している。昨年11月に開催された第3回では、12名の講師、160名の参加者を集めるなど、福岡から全国へ向けて、フィットネス情報を発信し続けている。

長谷川 博(Hiroshi Hasegawa)
PhD
広島大学大学院総合科学研究科教授

横浜国立大学大学院教育学研究科修了(教育学修士),東京都立大学大学院理学研究科修了(博士(理学))。広島大学総合科学部助手,日本学術振興会海外特別研究員(ベルギー王国,ブリュッセル自由大学),広島大学大学院総合科学研究科准教授を経て,2016年から同研究科教授。日本サッカー協会暑熱研究プロジェクト研究員,日本体育協会スポーツ活動中の熱中症予防プロジェクト研究員,国立スポーツ科学センター東京オリンピック特別プロジェクト(暑熱対策)研究員などを務める。日本サッカー協会B級コーチ,全日本スキー連盟準指導員。専門は運動生理学,環境運動生理学,神経科学,トレーニング科学。運動時の体温調節機構における中枢メカニズムの解明に加え,スポーツ現場における体温調節対策の研究まで,幅広い観点からグローバルな研究を展開。関連領域に関する論文,総説,著書も多数。代表的な著書として,体温Ⅱ,リカバリーの科学,エンデュランストレーニングの科学など(いずれもナップ)がある。

広瀬 統一(Norikazu Hirose)
PhD,日本体育協会公認アスレティックトレーナー
早稲田大学スポーツ科学学術院教授

現職は早稲田大学スポーツ科学学術院教授としてアスレティックトレーニングやコンディショニングの指導を行う。これまでユースサッカー選手のフィジカルコーチとして東京ヴェルディ、名古屋グランパス、京都サンガ、ジェフ千葉で活動。2006年より日本サッカー協会フィジカルフィットネスプロジェクトメンバーとしてJFAアカデミー福島女子チームのコンディショニング指導を実施。2008年から2015年カナダワールドカップまでなでしこジャパンフィジカルコーチとして選手をサポートしている。

河森 直紀(Naoki Kawamori)
PhD,CSCS
国立スポーツ科学センター

早稲田大学を卒業後、米国ミッドウエスタン州立大学にて修士号、豪州エディスコーワン大学にて博士号をそれぞれ取得。その後、シンガポールスポーツカウンシルにて、S&Cコーチとして同国代表アスリートのトレーニングを指導。帰国後は、国立スポーツ科学センターにて、トレーニング指導員として日本を代表するアスリートをサポート。博士号を有し、研究者としての経験を持つ数少ないS&Cコーチとして、流行のトレーニング法にとらわれず、科学的知見にもとづくS&C指導を実践し、その普及のために講演活動等も行っている。

前田 清司(Seiji Maeda)
PhD
筑波大学体育系教授

1993年筑波大学大学院修了。博士(体育科学)。
筑波大学体育系講師、准教授等を経て、2013年より筑波大学体育系教授。スポーツ医学を専門とし、定期的な運動による生活習慣病の予防・改善に関する研究に精力的に取り組んでいる。その成果は、Circulation、Hypertension、American Journal of Physiologyなどの一流国際誌をはじめ、国内外の学術誌に200篇以上の論文として発表している。
日本体育学会理事、日本運動生理学会理事、日本体力医学会評議員、International Journal of Sport and Health Science編集委員長。

牧野 講平(Kouhei Makino)
CSCS, NSCAジャパン認定検定員
ウイダートレーニングラボヘッドパフォーマンススペシャリスト

高校卒業後、イースタンワシントン大学(米)に入学。卒業後帰国し、森永製菓(株)ウイダートレーニングラボと契約。当初は北海道内で野球、サッカー、ラグビー、卓球、陸上競技、バレーボール、ゴルフ、スキー、スケートなどあらゆる種目の高校の部活動に対して指導を行なう。2008年に浅田真央選手と専属契約し、バンクーバーオリンピックにも帯同。2011年より同施設ヘッドパフォーマンススペシャリストに就任し、有村智恵選手、前田健太選手、高梨沙羅選手、宮里美香選手、太田雄貴選手など様々なトップアスリートをサポート。アスリート以外にも体型やスタイルを重要視する俳優、歌手やモデルなどへのサポートもおこなっている

岡田 隆(Takashi Okada)
MS, CSCS, 理学療法士, 日本体育協会公認アスレティックトレーナー
日本体育大学 運動器外傷学研究室 准教授
柔道男子ナショナルチーム総務コーチ(体力強化部門長)

日本体育大学大学院修了(体育科学修士)、東京大学大学院総合文化研究科博士後期課程単位取得満期退学。総合病院、一般整形外科に勤務後、日本体育協会公認アスレティックトレーナー(以下、AT)、柔道整復師の養成大学に着任。同大学にてNSCAジャパン認定校の認可を取得、認定校主任教員を務め、ATや医療従事者を目指す学生にS&C指導者としての教育を展開した。特にAT、理学療法士としての経験を生かし、傷害予防を重要視するなど、多角的な観点から学生を指導してきた。2016年4月より日本体育大学運動器外傷学研究室准教授に着任し、現在に至る。
また、日本オリンピック委員会強化スタッフ(柔道、水泳)、同科学サポート部門員、柔道男子ナショナルチームS&Cコーチ、水球日本代表チームトレーナー、日本ボディビル&フィットネス連盟選手強化委員を務めている。研究活動としては体幹筋群と腰痛を主なテーマとしている。また関連領域に関する著書も多数。
前任校では、全日本学生ボディビル選手権大会におけるオーバーオール(個人無差別級)優勝者を2名輩出、さらに同大会団体戦優勝を達成し、また世界ジュニアベンチプレス選手権大会銀メダリストなどを育成した。自身もボディビルダーとして活動しており、2014年には第22回 東京オープンボディビル選手権大会70kg級で初出場、初優勝。2016年には第50回日本社会人ボディビル選手権でも優勝を果たす。
2016年リオデジャネイロオリンピックでは、柔道男子ナショナルチーム総務コーチ(体力強化部門長)として帯同、日本チームの躍進に貢献した。

清野 隼(Jun Seino)
MS, CSCS, NSCA-CPT, 管理栄養士, 日本体育協会公認スポーツ栄養士
ウイダートレーニングラボスポーツ栄養チーフ

仙台大学卒業後、森永製菓(株)に入社。高校生からアスリートまで男女、種目問わず多くのクライアントを指導し、流行のダイエット法や食事法にとらわれず、基礎基本に根差したうえで、クライアントのニーズに応え続けている。また日本国内では、CSCS、NSCA-CPTの両資格を有する数少ない管理栄養士として、S&Cや栄養摂取の重要性について多くの講演活動を行ない、普及活動も積極的に行なっている。現在はウイダートレーニングラボでスポーツ栄養士として活動する傍ら、筑波大学大学院にてコーチングやスポーツマネジメントに関する活動にも従事し、スポーツ現場におけるスポーツ栄養の活かされ方を研究している。また自身もトレーニング愛好家として、ウエイトリフティングやマラソンなどの大会にも出場し、その際のピーキング法を栄養、食事も含めた観点から自ら体現している。

瀬戸口 芳正(Yoshimasa Setoguchi)
MD, 元NSCAジャパン理事
みどりクリニック院長

1965年宮崎生まれ。1990年宮崎医科大学医学部卒業。
三重大学医学部付属病院、小山整形外科病院等を経て、99年医療法人みどりクリニックを開業。NSCAジャパン元理事。スポーツ医としてアスリートのスポーツ障害の診療やコンディショニング、トレーニング指導を行なうとともに、一般の整形外科疾患の診療も行なっている。
プロ野球をはじめとする多くのトップアスリートの故障からの復帰に関わり、現在はホンダヒート(本田技研ラグビー部)のチームドクター、鈴鹿サーキットの医師団長などにも従事している。

高橋 忠良(Tadayoshi Takahashi)
ATC, ABC公認ペドーシスト(C.Ped), PRI -PRT
Guardians Athletic Training & Therapy代表
元早稲田実業学校アスレティックトレーナー

高校野球部のコーチとして生徒の指導に明け暮れていたが、生徒たちの怪我にもきちんと対応できるようにと思い直し、渡米してスポーツ医学を学ぶ。帰国後は学校に戻り、スクールトレーナーとしてスポーツに真剣に取り組む中高生たちを10年間支え続ける。今はその職を若手に譲り、足底板とアスリハを提供するクリニックを立川市にオープン。2016年から早稲田大学ラグビー蹴球部のリハビリコーディネーターとしても活躍している。

友岡 和彦(Kazuhiko Tomooka)
CSCS, ATC
ドームアスリートハウスジェネラルマネジャー/パフォーマンスディレクター

立教大学卒業後、University of Floridaにてエクササイズ&スポーツサイエンスを専攻。1998年にMLB Florida Marlins(現Miami Marlins)にて、ストレングスコーチインターン。1999年より同球団にて、メジャーリーグチームでのアシスタントストレングスコーチに就任。2002年には、MLB Montreal Exposにてヘッドストレングスコーチに就任。そして2005年には、MLB Washington Nationalsにてヘッドストレングスコーチを務める。2009年に帰国後は、(株)ドームが運営するアスリート専用トレーニング施設、Dome Athlete Houseにてゼネラルマネジャーとして、プロ野球選手、プロサッカー選手、プロゴルファー、プロテニス選手、オリンピック選手などのサポートだけでなく、全国でトレーナーやコーチの後進教育も積極的に行っている。

豊田 太郎(Taro Toyoda)
MS, 独立行政法人日本スポーツ振興センター

筑波大学大学院修了。法政大学男子バレーボール部、JAPANサッカーカレッジ(アルビレックス新潟育成組織)にて、専任S&Cコーチを務めた後、株式会社クレーマージャパンにて、SAQトレーニングのプログラム開発と普及活動に従事した。2013年より、独立行政法人日本スポーツ振興センターにて、地域や広域におけるタレント発掘・育成事業や海外コーチを活用したタレント発掘・育成プログラムの開発に携わっている。また、ライプチヒスポーツ科学交流協会(KoLeSpo)の活動に参加し、コーディネーショントレーニングやタレント発掘・育成に関する調査・研究活動を行なっている。ライプチヒ大学公認コーディネーショントレーナー、日本SAQ協会認定レベル3インストラクター。

UP DATE!

岡田 千詠子
NSCA-CPT,*D,認定検定員,NSCAジャパン認定検定員委員会委員,NSCAジャパン東海アシスタント地域ディレクター
日本体育協会認定ジュニアスポーツ指導員
フリーランス

ストレングス&コンディショニング(S&C)コーチとして、森永製菓(株)ウイダートレーニングラボにてオリンピアン、プロアスリート、学生選手の指導を行う。2007年結婚、2008年森永製菓(株)との契約を終了し、2009年第一子出産、2010年第二子出産、2011年よりフリーランスとして、静岡県袋井市を中心に活動再開。子ども~学生選手といった育成を必要とするボトム層の指導、普及に力を入れる。現在は13歳の女子プロ・スノーボーダーをはじめ、学生選手への指導と、3歳から9歳までを対象とした子どもへコンディショニングの基礎となる運動教室(アスリートクラブ)を主宰。女性コーチが自分らしく、生涯を通じて、S&C分野において活躍できるよう活動中。

UP DATE!

小笠原 悦子
PhD, 特定非営利活動法人ジュース(JWS:Japanese Association for Women in Sport)理事長
順天堂大学大学院スポーツ健康科学研究科教授

オハイオ州立大学にて博士号を取得、スポーツマネジメントを専門とする。スポーツに関わる女性を支援するNPO法人ジュース(JWS)理事長。
びわこ成蹊スポーツ大学教授を経て、2011年4月より順天堂大学大学院スポーツ健康科学研究科教授。2014年からは女性スポーツ研究センター長も務めている。水泳競技、コーチの職務満足、女性スポーツについての論文・著書多数あり。オハイオ州立大学博士課程入学以前は、10年間、中京大学、鹿屋体育大学で水泳コーチとして活躍。神戸ユニバーシアード大会、ソウルアジア大会、そしてソウルオリンピック大会では、シャペロンとしてコーチングスタッフに加わった。「2006世界女性スポーツ会議くまもと」では、国際女性スポーツワーキンググループ(IWG)の共同議長を務め、現在もアジア大陸代表のIWGメンバー。2004年エイボンアワーズ・トゥ・ウーメン功績賞受賞。2012年度NAGWS(アメリカ女性スポーツ連盟)の国際開拓者賞受賞。

太田 雄貴(Yuki Ota)
フェンシング選手
森永製菓所属
2008北京オリンピック銀メダル(フルーレ個人)、2012ロンドンオリンピック銀メダル(フルーレ団体)、2015年フェンシング世界選手権優勝

2004年アテネオリンピックから今年2016年リオデジャネイロオリンピックまで、4大会連続でオリンピック出場。北京オリンピックでは、日本フェンシング史上初の銀メダルを獲得し、一躍世間に名を広める。2020年東京オリンピック招致アンバサダーとしてプレゼンテーションにも登壇、開催実現に貢献した。日本フェンシング界を名実ともに牽引するトップアスリート。

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